延命治療なんてイヤだ!延命治療をしたくない場合に準備しておくべき3つのこと
「無駄な延命治療はやりたくない!」
そう考えたことはありますか?
”無駄な”という言葉がついているので、「それはもちろんしたくない」となるかと思うのですが、そもそも延命治療についてあまり知らない・考えたことがないがないと「何が無駄であるのか」の判断が非常につきにくいというのが正直なところではないでしょうか。
そこで、本記事では延命治療とは具体的に何を指すのかについて簡単に説明をした後に、何が”無駄”となりうるのかを探った上で、1人ひとりが望む最期を迎えるために必要な準備事項3つについてご説明します。
延命治療とは?
医療技術全般が延命治療ではないかという見方もあるものの、以下のような定義付けがされています。
判断を間違えると「死ねない」
急に体調が悪くなってしまった場合、医療関係者であったとしてもあたふたしてしまうもの。
そんな時に、さらっと確認されてしまう延命治療の実施判断。
具体的にはよく賛否が議論されている「胃ろう」についても、「このままでは口から食べ物が食べられなくなるので、胃ろうをつけて栄養を取れるようにしましょう」とさらっと言われてら、家族としてはあまり詳細を知らない場合は「はい、お願いします」と答えると思います。
極端な例ではありますが、胃ろうを付けたため栄養は取得できるので身体は元気であっても、脳は老化していき、そのまま意思疎通ができぬまま、ずっとベットで寝たきり状態に・・・なんていうこともあります。
一度、胃ろうを付けてしまうと今度は胃ろうを外すという行為が「栄養素を与えなくする」という判断になるため、非常に難しい判断をしなければならなくなってしまいます。
無駄な延命治療を防ぐためにできる3つのこと
自分が望む最期を迎えるためにできること、それは事前の意思の表明です。
いわゆる”植物状態”で意識はないが身体は元気であるという状態になった場合、どうしたいのか。
「もう自分に意識がないからどうでもいい」
という考えもあるかもしれません。
ただ、前述したように、一度「延命装置を付ける」という判断をするとその装置を「外すか否か」という判断が非常にしにくい状況が訪れることもあります。
いざという時に自分はどうしたいのかを明確にし、それを身近な人に伝えておくことで、身近な人に迷惑をかけずに最期を迎えることができます。
そのために必要なことは以下の3つです。
- 自分にとってどういう最期が最適なのか考えること
- その意志を明文化しておくこと(リヴィング・ウィル)
- 明文化したものを持ち歩く、もしくは家族に伝えておくこと
もっとも難しいのが「1. 自分にとってどういう最期が最適なのか考えること」かと思います。なぜなら、どういう状況が起こりうるかが想定できないからです。
そこで、オススメしたいのが、GoldenYearsが無料で運営している「Living will Online(リヴィング・ウィル・オンライン)」です。
会員登録をすると延命治療についてのその時点での意志を記入するフォームが送られてくるので、そこに打ち込みをするだけで、自分専用のLiving will(リヴィング・ウィル)が書かれたウェブサイトが送られてきます(なんと無料です)。
このサービスの特徴は以下です。
- 何と言っても無料
- 定期的に延命治療に関する意志の変更ないかどうかメールで確認してくれる
- オンラインなので家族にリンクをシェアするだけでOK
延命治療をしたくないという思いが少しでもある場合は、ぜひ1度作成して身近な人にシェアをしてみてください。
絶対に延命治療をしたくない人は印刷をして財布に入れておくようにオススメします。
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